今年も2日間かけて、弊社の内部監査を外部監査機関に依頼をし、本社、支店ともに監査を行なっていただきました。

私たち保険代理店も今では銀行や保険会社と同じ金融事業者としてきちんと態勢整備を整えなければなりません。関連法律、法令が変わるにつれて、規程、マニュアルもそれらに対応していかなければなりません。

ただ、保険代理店の態勢整備については、わたし自身は嫌いな分野でも全くなく、資料、ファイリング、ビジュアル、導線等々を考えたうえで、今までもずっと自分が属人的に取り組んでまいりました。

私たちがお客さま訪問の際の最初のタイミングでお話する内容について、すべての内容をまとめあげたものが初版2022年に作成したのですが、こちらももう3回更新をし、今回、また改めて見直し、更新をいたしました。

気になる方もおられるかもしれませんが、オープニングシートには、

・ライフコートのご案内　会社概要　企業理念　経営理念　経営ビジョン　行動指針
・保険商品の新規契約にあたってのご案内　勧誘方針について　取扱保険会社の範囲　保険募集人の権限について　個人情報の利用目的について　高齢者および障がい者に対する保険募集について　補償（保障）重複の説明について　反社会的勢力等に対する基本方針について
・保険商品選択にあたっての当社の推奨方針　新規契約にあたっての推奨方針（推奨理由）　既存契約の更新にあたっての推奨方針　当社方針等による推奨保険商品（その取扱保険会社）　上記以外の保険商品の提案をご希望される場合
・別表　「当社方針等による推奨保険商品（その取扱保険会社）」【販売方針】
・保険契約の基本的な流れのご説明
・保険募集上の禁止行為の定め
・保険に関する裁判外紛争解決機関等のご案内
・クーリングオフ一覧

これらをすべて見やすく冊子にまとめ、12ページにおさめることができました。また、これらオープニングシートを用いるロープレなども、定期的に行うようにもしております。

きちんとこれらを理解した上で、お客さまと保険の新規のご相談時にこの内容をお客さまとお話、説明ができているか、ここまでまとめられたのは、「お客さまに分かりやすく」の視点で、考えられたからです。ここまでできてこそ、お客さま本位の業務運営の実施だと思います。ここまでできている代理店が数少ないということも、まだまだ業界の課題があるかと感じています。

だからこそ、この内部監査（金融庁視点）が役に立っています。